札幌でカレーといえばスープカレーが有名ですが、実はルーカレーの名店もたくさんあります。
とろみのある濃厚なルーをごはんにかけて食べる、あのスタイルのカレーが恋しくなることはありませんか。
札幌にはフルーツや野菜をじっくり煮込んだ欧風タイプから、フレンチの技法を取り入れた本格派まで、個性豊かなルーカレー専門店がひしめいています。
しかもスープカレーほど知名度が高くない分、観光客が少なく、地元の人たちがゆっくり通える穴場的なお店が多いのも魅力です。
この記事では、札幌市内で食べられるルーカレーの名店を7つ厳選しました。
お店ごとの特徴やおすすめメニュー、アクセス情報まで詳しく紹介していますので、次の札幌グルメ旅の参考にしてみてください。
札幌のルーカレーとは?スープカレーとの違いを知ろう
札幌ではとろみのあるカレーのことをルーカレーと呼びます。
スープカレーの街だからこそ生まれた独特の言い回しや味の違いを、まずは押さえておきましょう。
そもそもルーカレーは札幌だけの呼び方
全国的にはドロッとしたカレーをわざわざルーカレーとは呼びません。
札幌ではスープカレーの人気が高いため、サラサラのスープカレーに対して区別する目的でこの言葉が使われるようになりました。
地元の人が「カレー食べに行こう」と言うとき、スープカレーなのかルーカレーなのかをはっきりさせないと話が噛み合わないのです。
札幌以外の方にはなじみの薄い表現ですが、この街では日常的に使われています。
スープカレーとルーカレーの味わいの違い
スープカレーはスパイスの香りが主役で、鶏ガラや野菜から取ったサラサラのスープに大きめの具材が入っています。
一方ルーカレーは小麦粉やバターでとろみをつけ、煮込むことで生まれるコクや深みを楽しむスタイルです。
スープカレーが「スパイスを味わう料理」だとすれば、ルーカレーは「煮込みの旨みを味わう料理」といえるでしょう。
どちらが上というわけではなく、気分や好みに合わせて使い分けるのが札幌流の楽しみ方です。
地元民が太鼓判を押す札幌ルーカレーの名店7選
ここからは札幌市内で特に評価の高いルーカレー専門店を7つ紹介します。
欧風、スパイス系、あいがけなど、お店ごとに個性が際立っているのが札幌ルーカレーの面白いところです。
クロック|札幌ルーカレー界のレジェンド
札幌でルーカレーの話題になると、まず名前が挙がるのがクロックです。
円山エリアの藻岩山麓通り沿いにあり、最寄り駅から徒歩30分ほどかかる不便な立地にもかかわらず、平日でも開店前から行列ができるほどの人気を誇ります。
たっぷりのフルーツと野菜をじっくり煮込んだルーは濃厚で、深いコクが口いっぱいに広がります。
ルーとライスが別盛りで提供されるのも大きな特徴で、自分のペースでかけながら食べられるのがうれしいポイントです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 札幌市中央区円山西町9-2-25 |
| アクセス | 地下鉄東西線 円山公園駅から車で約10分 |
| 営業時間 | 11:30〜22:00 |
| 定休日 | 月曜日(祝日は営業、翌火曜休) |
| おすすめ | ビーフチーズカレー |
カリーハウス コロンボ|札幌駅から直結の行列店
札幌駅周辺でルーカレーを食べたいなら、コロンボが最有力候補です。
地下歩行空間に直結したビルの地下1階にあり、アクセスの良さは札幌のルーカレー店のなかでもトップクラスといえます。
カウンターのみ10席という小さなお店ですが、玉ねぎをじっくり炒めた甘みとスパイスのバランスが絶妙なカレーは、一度食べたら忘れられません。
ルーの無料追加とライスおかわり自由というサービスも、カレー好きにはたまらない仕組みです。
- カツカレーが一番人気で、注文を受けてから揚げるサクサクのカツが絶品
- ルーは無料で追加できるので、たっぷりかけたい人も安心
- ライスも食べ放題のため、お腹いっぱい食べたいときに最適
- 昼時は行列必至なので、14時以降の訪問がおすすめ
欧風カレー KEN|フレンチ仕込みのハンバーグカレー
フランス料理の技法を取り入れた欧風カレーが楽しめるのがKENです。
鶏のだし汁であるフォンドヴォライユをベースに仕上げたルーは、一般的なカレーとはひと味違う上品なコクがあります。
看板メニューのハンバーグカレーは、注文を受けてからひとつずつ丁寧に焼き上げるため、提供まで20〜40分かかることもあります。
300gのハンバーグにスプーンを入れると肉汁がジュッとあふれ、そこにカレールーを合わせれば至福の一皿が完成します。
| メニュー | 特徴 |
|---|---|
| ハンバーグカレー | 一番人気。300gの手焼きハンバーグが主役 |
| ビーフカレー | 牛肉がゴロッと入った王道スタイル |
| チキンカレー | あっさり食べたい方向け |
| カツカレー | サクサクのカツとルーの組み合わせ |
円山教授。|秘密基地のような空間で味わう浜カレー
店に入った瞬間からワクワクさせてくれるのが、円山エリアにある円山教授。です。
秘密基地のような独特の内装は、テレビでも何度も紹介されてきました。
現役の漁師がオーナーを務めており、北海道の新鮮な海の幸をふんだんに使った浜カレーが看板メニューです。
甘み・酸味・辛みのバランスが絶妙で、後味がスッキリしているため何度でも食べたくなる中毒性があります。
欧風カリー ドモン|牛タンが塊で入った衝撃の一皿
豊平区の住宅街にひっそりとたたずむドモンは、デミグラス系の芳醇な香りが漂う肉カレーの名店です。
このお店の最大のインパクトは、ホロホロに煮込まれた牛タンがゴロッと塊で入っていること。
口に入れるとスッとほどける柔らかさで、初めて食べた人は間違いなく驚くはずです。
食べログ百名店にも選ばれた実力派で、トッピングの山盛りブロッコリーとモッツァレラチーズも外せません。
- 仙台から取り寄せた本格的な牛タンを使用
- おすすめは欧風牛タンカリーにブロッコリーとモッツァレラをトッピング
- 食べログ百名店に選出された実力派
- 住宅街にあるため初めてだとやや見つけにくい
エイトカリー|16時間煮込んだブイヨンの深いコク
店主の伊東さんが手間を惜しまず丁寧に作るカレーが評判のエイトカリー。
鶏ガラ・手羽先・もみじ・豚骨・豚足などを16時間以上じっくり煮込んだブイヨンがベースになっています。
一口食べるとルーの奥に驚くほどのコクが隠れていて、スプーンが止まらなくなります。
オリーブオイルで揚げたカツやあふれる肉汁が自慢の手仕込みハンバーグなど、トッピングのクオリティも抜群です。
- ブイヨンは鶏ガラ・手羽先・もみじ・豚骨・豚足を16時間以上煮込んで作る
- 人気ナンバー1トッピングは手仕込みハンバーグ
- カツはオリーブオイルで揚げるこだわり
- スパイスカレーも提供しており、気分に合わせて選べる
さっぽろルーカレー NAGAMIYA|2種のルーを一皿で楽しむ
店名にルーカレーを掲げるほどのこだわりを持つNAGAMIYAは、地下鉄西11丁目駅から徒歩5分の好立地です。
このお店の魅力は、インド風スパイシーチキンカレーと欧風デミグラスベースのカレーを一皿で楽しめるあいがけスタイルにあります。
喫茶店のような落ち着いた雰囲気の店内で、2つの味を交互に食べ比べる贅沢なひとときを過ごせます。
店主がひとりで切り盛りしているため、混雑時は少し時間に余裕をもって訪れるのがおすすめです。
札幌でルーカレーを食べるときに知っておきたいポイント
名店の場所やメニューを把握したら、次は実際に訪問するときのコツを押さえておきましょう。
少しの工夫で、待ち時間を減らしたりベストな一皿を選んだりできます。
エリア別の特徴とアクセス方法
札幌のルーカレー名店は大きく3つのエリアに分かれます。
札幌駅・大通周辺にはコロンボやNAGAMIYAなど、地下鉄だけでアクセスできるお店が集まっています。
円山エリアにはクロックや円山教授。がありますが、どちらも駅からは距離があるため車やタクシーの利用が現実的です。
豊平・東区方面にはドモンやエイトカリー、KENなどがあり、ローカル感の強いエリアで穴場的な名店を発掘する楽しみがあります。
| エリア | 代表的な店 | アクセスのしやすさ |
|---|---|---|
| 札幌駅・大通周辺 | コロンボ、NAGAMIYA | 地下鉄直結で便利 |
| 円山エリア | クロック、円山教授。 | 車かタクシー推奨 |
| 豊平・東区方面 | ドモン、KEN、エイトカリー | 地下鉄+徒歩またはバス |
混雑を避けるベストな訪問時間
札幌のルーカレー人気店は、11時半〜13時のランチタイムに行列ができやすい傾向があります。
特にクロックやコロンボは平日でも開店直後から混み合うため、少しずらして14時以降に行くのが賢い選択です。
夜営業をしているお店もあるので、ディナー帯を狙うとゆっくり食べられます。
週末はどの時間帯も混みやすいため、できれば平日に訪れるのがベストです。
初めてならこの一皿を選ぼう
どのお店でも迷ったときは、まず看板メニューを選べば間違いありません。
お店側が一番力を入れているメニューなので、そのお店の実力を最もわかりやすく味わえます。
- クロック → ビーフチーズカレー
- コロンボ → カツカレー(ルー追加無料)
- KEN → ハンバーグカレー
- 円山教授。 → 浜カレー
- ドモン → 欧風牛タンカリー
- エイトカリー → 手仕込みハンバーグカレー
- NAGAMIYA → あいがけハンバーグカレー
まとめ|スープだけじゃない札幌カレーの底力を味わおう
札幌のカレーといえばスープカレーが注目されがちですが、ルーカレーにも長年愛され続けてきた名店がたくさんあります。
フルーツや野菜をじっくり煮込んだ濃厚なルーや、フレンチの技法を生かした上品な欧風カレー、海の幸を大胆に使った浜カレーなど、お店ごとの個性が本当に豊かです。
スープカレーほど混雑しないお店も多いため、穴場的な札幌グルメとしても優秀といえるでしょう。
次に札幌を訪れたときは、スープカレーだけでなくルーカレーの名店にもぜひ足を運んでみてください。
きっと、札幌のカレー文化の奥深さに驚くはずです。
