函館は、車なしでも十分すぎるほど楽しめる街です。
市電・路線バス・シャトルバスが充実しており、主要な観光スポットはほぼ公共交通機関でカバーできます。
この記事では、函館2泊3日のモデルコースを車なしで回りきるための具体的なルートを紹介します。
函館朝市や元町の坂道、函館山の夜景、五稜郭、湯の川温泉など、函館を代表するスポットをすべて盛り込みました。
移動の乗り方・お得な切符の使い方まで丁寧に解説しているので、初めての函館旅行でも迷わず動けます。
ぜひこの記事をスマホに保存して、旅のお供にしてください。
函館2泊3日の旅は車なしでも楽しめる
函館は北海道の中でも、公共交通機関が特に発達した観光都市です。
車がなくても主要スポットをスムーズに移動できる手段が揃っているため、旅行初心者でも安心して訪れることができます。
函館は公共交通機関が充実している
函館市内の観光地は、大きく3つのエリアに集中しています。
函館駅・朝市周辺、元町・ベイエリア、そして五稜郭エリアです。
この3エリアを結ぶ市電(函館市電)が市内をほぼ網羅しており、観光客の主な移動手段として機能しています。
函館山へはロープウェイや登山バスでアクセスでき、湯の川温泉へも市電1本で向かえます。
レンタカーを借りなくても、充実した旅が実現できる街のつくりになっています。
車なし旅に役立つ移動手段まとめ
函館の車なし旅で使う主な移動手段は以下のとおりです。
| 移動手段 | 主な利用シーン | 料金の目安 |
|---|---|---|
| 函館市電 | 市内全域の移動 | 1乗車210〜250円 |
| 函館バス | 市電が通らないエリア | 乗車区間による |
| 函館山登山バス | 函館山へのアクセス | 片道400円 |
| 函館山ロープウェイ | 函館山への快適移動 | 往復1500円 |
| 徒歩 | 元町・ベイエリア散策 | 無料 |
市電・バスのお得な1日乗車券を活用しよう
函館観光で絶対に使いたいのが、市電の1日乗車券(600円)と市電・バス共通の2日乗車券(1000円)です。
1日に3回以上市電に乗るなら、1日乗車券を買うだけで元が取れます。
- 市電1日乗車券:600円(通常1乗車210〜250円なので3回乗れば元が取れる)
- 市電・バス2日乗車券:1000円(市電と函館バスが2日間乗り放題)
- 購入場所:函館駅観光案内所・市電車内・主要ホテルのフロント
- 有効期間:購入日当日または指定の2日間
観光スポットを多く回る日は2日乗車券が断然お得です。
1日目:函館駅周辺と元町エリアを歩いて楽しむ
1日目は函館観光の定番エリアを徹底的に楽しむ日です。
朝から夜景まで、函館の顔ともいえるスポットを一気に巡ります。
移動は主に市電と徒歩でカバーできるため、1日乗車券を活用してください。
午前:函館朝市で新鮮な海の幸を堪能する
函館旅行の初日は、朝市からスタートするのがおすすめです。
函館朝市は函館駅から徒歩1〜2分の場所にあり、早朝6時から営業している店舗がほとんどです。
ウニ・イクラ・イカの海鮮丼は函館朝市の代名詞で、1杯1500〜3000円程度でいただけます。
朝市内には食べ歩きできる店も多く、いかめしや焼きトウモロコシなど軽食も充実しています。
10時ごろになると混雑するため、なるべく8〜9時台に訪問するのがベストです。
午後:元町の異国情緒あふれる坂道を散策する
函館朝市から市電で十字街方面に移動すると、元町エリアに到着します。
元町は幕末に開港した歴史を持つエリアで、教会や洋館が坂道に沿って並ぶ独特の景観が魅力です。
- 函館ハリスト正教会:ビザンチン様式の美しい聖堂(重要文化財)
- カトリック元町教会:ゴシック様式の大聖堂、ステンドグラスが見事
- 旧函館区公会堂:明治時代の洋風建築、内部見学も可能(入館料300円)
- 八幡坂:函館港を一望できる坂道、写真映えスポットとして人気
- 基坂・チャチャ登り:石畳の坂道が続く散策コース
元町からベイエリアも徒歩圏内なので、赤レンガ倉庫にも立ち寄りながらショッピングを楽しめます。
夕方:函館山から絶景の夜景を眺める
夕方17時以降は、いよいよ函館山の夜景へと向かいます。
函館山の夜景は世界三大夜景のひとつに数えられており、その美しさは日本随一ともいわれています。
函館山へのアクセスは、元町エリアからロープウェイで約3分、または登山バスで約10分です。
日没の30分前に山頂に着いておくと、夕焼けから夜景に変わる美しいグラデーションを楽しめます。
夏は21時ごろまで、冬は20時ごろまで夜景を楽しめます。
夜:函館駅前で地元グルメを味わう
夜景鑑賞を終えたら、函館駅前の繁華街で夕食をとりましょう。
函館ならではのグルメとして、塩ラーメンと焼き鳥(豚精肉串)は外せません。
- 函館塩ラーメン:あっさりした塩スープに細縮れ麺、地元民に愛される味
- 函館の焼き鳥(豚串):函館では豚バラ肉の串焼きを焼き鳥と呼ぶ独自文化
- 居酒屋のウニ・カニ:その日の朝市で仕入れた新鮮な海産物を味わえる
函館駅前から徒歩5〜10分圏内に飲食店が集中しているため、歩いて探すだけで好みのお店が見つかります。
2日目:五稜郭と湯の川温泉で歴史と癒しを楽しむ
2日目は市電を使って五稜郭エリアと湯の川温泉を中心に巡ります。
1日目とは雰囲気が変わり、歴史・自然・温泉という落ち着いた旅の時間を楽しめます。
市電の2日乗車券を持っていれば、移動費はほぼ気にせず動き回れます。
午前:五稜郭タワーと公園でゆっくり過ごす
函館駅から市電で約15分、五稜郭公園前電停で下車すれば五稜郭エリアに到着します。
五稜郭は幕末の歴史舞台として有名な星型の西洋式城郭で、春には約1600本の桜が咲き乱れる名所でもあります。
五稜郭タワー(展望台)に上ると、星型の全体形を俯瞰できるため、歴史好きにはたまらない景色が広がります。
展望台の入場料は大人1000円です。
公園内を散策するだけなら無料で楽しめるため、タワーと組み合わせて2〜3時間ゆっくり過ごすのがおすすめです。
午後:トラピスチヌ修道院と周辺スポットを巡る
五稜郭から函館バスに乗り換えると、トラピスチヌ修道院へ向かえます。
トラピスチヌ修道院は1898年に創設された日本初の女子修道院で、レンガ造りの建物と広大な庭園が美しいスポットです。
修道院で作られたマダレナケーキやバター飴は函館土産として有名で、修道院内の売店で購入できます。
修道院内部への立ち入りはできませんが、庭園と正面の景観だけで十分な見応えがあります。
夕方:湯の川温泉で疲れを癒す
トラピスチヌ修道院の観光を終えたら、市電で湯の川温泉へ移動します。
湯の川温泉は函館市内にある温泉街で、市電の終点・湯の川電停から徒歩すぐの場所に温泉施設が集まっています。
- 日帰り入浴ができるホテル・旅館が複数あり、入浴料は500〜1500円程度
- 泉質はナトリウム塩化物泉で、肌がつるつるになると人気
- 函館駅方面へ戻る市電の本数も多く、夜の移動も安心
- 温泉街の近くにはコンビニやスーパーもあり、便利な立地
宿泊ホテルに温泉がある場合は、チェックイン後にゆっくり入るのもよい選択です。
3日目:朝市と土産物選びで旅の締めくくり
最終日は帰りの交通機関の時間を意識しながら、買い物と観光を楽しみましょう。
函館駅周辺は土産物店・飲食店が集中しているため、効率よく動くことができます。
午前:函館朝市をもう一度じっくり楽しむ
最終日の朝もぜひ函館朝市を訪れてみてください。
初日と同じ朝市でも、時間帯や曜日によって並んでいる食材や混雑具合が変わるため、新鮮な発見があります。
朝市での土産物としておすすめなのは、イカの塩辛・数の子・昆布加工品です。
冷蔵品はそのまま持ち帰るのが難しい場合もありますが、多くの店舗で宅配便の手配が可能です。
荷物を増やしたくない場合は宅配を活用して、身軽に帰路につきましょう。
午後:ベイエリアでショッピングと絶景を満喫する
午後は赤レンガ倉庫エリアへ移動して、最後のショッピングと景色を楽しみます。
函館の赤レンガ倉庫群はかつて明治時代の港湾倉庫として使われており、現在はショッピングモールやレストランとして活用されています。
- 函館明治館:国の重要文化財に指定された赤レンガ倉庫、オルゴール専門店などが入居
- 金森赤レンガ倉庫:雑貨・グルメ・お土産が揃う複合施設
- ベイエリアの海沿い遊歩道:函館港を眺めながら散歩できる無料スポット
赤レンガ倉庫から函館駅まで徒歩約10〜15分で戻れるため、最後の観光地としてちょうどよい場所です。
帰りの時間に合わせてスムーズに移動する
函館駅から新幹線・特急・飛行機への乗り継ぎは、事前にしっかり確認しておきましょう。
函館空港へは函館バスの空港連絡バスで約20分(500円)、函館駅からのアクセスも便利です。
新幹線(北海道新幹線)を利用する場合は函館駅ではなく新函館北斗駅が最寄り駅のため、特急列車で約20分の乗り換えが必要です。
帰りの移動時間を逆算して、最終日の観光スケジュールを組んでおくと安心です。
まとめ
函館は、車なしの2泊3日でも朝市・元町・夜景・五稜郭・温泉とすべての魅力を満喫できる街です。
市電の1日乗車券や2日乗車券をうまく活用すれば、移動費を抑えながらスムーズに観光スポットを回れます。
初めて函館を訪れる方でも、この記事のモデルコースをそのままなぞるだけで充実した旅になるはずです。
グルメ・歴史・絶景・温泉と、旅の醍醐味がぎゅっと詰まった函館の旅を、ぜひ思いきり楽しんでください。
