陸別の道の駅で列車が運転できる|北海道で一番珍しい体験スポット徹底ガイド

北海道の道の駅で、本物の列車を自分の手で運転できる場所があります。

陸別町にある道の駅「オーロラタウン93りくべつ」は、廃線になった「ふるさと銀河線」の線路と車両をそのまま保存し、観光鉄道として再生させた全国でも珍しい施設です。

子どもが喜ぶトロッコ乗車体験から、本格的な気動車の運転体験、さらには日本最大級の反射望遠鏡を持つ天文台まで、ここには北海道ならではの体験が詰まっています。

この記事では、道の駅の施設案内から鉄道体験の詳しい内容、周辺観光スポットまで、旅の計画に役立つ情報をまとめて紹介します。

北海道道東を旅するなら、陸別はぜひ立ち寄ってほしい場所のひとつです。

目次

陸別の道の駅「オーロラタウン93りくべつ」とは

北海道の道東に位置する陸別町の市街地、国道242号沿いにある道の駅です。

鉄道の駅と道の駅が一体になった珍しい施設で、かつて実際に旅客列車が発着していたホームや線路が今もそのまま残っています。

道と鉄道の交流点から生まれた全国でも珍しい施設

1993年に「道と鉄道の駅」として誕生したこの施設は、当時は池田駅から北見駅を結ぶ「ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」の陸別駅を兼ねていました。

2006年に銀河線が廃線となった後も、線路や車両はそのままの状態で保存されました。

2008年には「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」として観光鉄道に生まれ変わり、現在は乗車体験や運転体験ができる体験型の道の駅として多くの旅行者が訪れています。

道の駅の基本情報(場所・営業時間・アクセス)

項目内容
正式名称道の駅 オーロラタウン93りくべつ
住所北海道足寄郡陸別町字陸別原野基線69番地1
営業時間(4〜10月)8:00〜18:00
営業時間(11〜3月)9:00〜17:00
スタンプラリー押印営業時間に準ずる
問い合わせ0156-27-2012(観光・物産館)
Wi-Fi無料(1回60分・要メールアドレス登録)
EV急速充電器24時間利用可

帯広方面からは車で約2時間、女満別空港からは車で約1時間が目安です。

十勝バスと北見バスの案内所も施設内に併設されており、バスを利用した旅でも立ち寄りやすい立地です。

施設内の構成と駐車場について

1993年に建てられた2階建ての施設で、延べ床面積は約1,593平方メートルです。

1階には観光物産館、りくべつ鉄道の受付、関寛斎資料館、バス案内所があり、2階には宿泊施設「オーロラハウス」が入っています。

駐車場は普通車74台・大型車5台を収容でき、敷地内には約4,000平方メートルの芝生公園も整備されています。

りくべつ鉄道の運転体験・乗車体験を楽しむ

道の駅を訪れる多くの人が目当てにするのが、りくべつ鉄道の各種体験メニューです。

廃線になった線路と実際に走っていた車両を使い、子どもから大人まで、それぞれの年齢や経験に合ったコースが用意されています。

本物の気動車を運転できる!Sコース・Lコースの内容

最も入門向けの「気動車運転体験Sコース」は、駅構内を15分程度運転できるコースで、小学生以上(おおむね身長130cm以上推奨)を対象にしています。

「Lコース」は18歳以上を対象とした本格的なコースで、30分程度の講習を受けてからCR70・75型気動車を運転します。

出区前点検やポイント切り替えなども自分でおこなうことができ、本物の運転士気分を味わえます。

  • Sコース:3,000円 / 体験時間約15分 / 小学生以上対象
  • Lコース:25,000円 / 体験時間約80分 / 18歳以上対象

ステップアップで挑戦する銀河・新銀河・分線コース

Lコースを修了した方は、さらに距離の長い構外運転コースに挑戦できます。

銀河コース(2.8km)、新銀河コース(3.1km)、そして全国最長となる分線コース(5.7km)まで、経験を積むごとに長い距離を走れるようになる仕組みです。

特に分線コースは国内最長距離の運転体験として注目を集めており、道外からのリピーターも多い人気メニューです。

コース名距離料金条件
銀河コース2.8km35,000円Lコース1回以上
新銀河コース3.1km40,000円銀河コース1回以上
分線コース5.7km65,000円新銀河コース1回以上

子どもから楽しめる乗車体験とトロッコ体験

運転体験だけでなく、家族連れでも気軽に楽しめるメニューが充実しています。

乗車体験は白メーテル号(CR75-3)に乗り込み、駅構内の約500mを2往復するコースで、30分ごとに出発します。

足こぎ式のトロッコ体験も人気で、専用の周回コース(約400m)をのんびりと楽しめます。

  • 乗車体験:中学生以上300円・小学生200円・幼児無料(1日乗り放題券:大人500円・小学生300円)
  • トロッコ体験:中学生以上300円・小学生200円・幼児無料

予約方法と注意点まとめ

乗車体験とトロッコ体験は予約不要で当日窓口で購入できます。

一方、運転体験(Sコース以上)は完全予約制です。りくべつ鉄道の公式ウェブサイトから会員登録をおこない、予約フォームで希望日時を選んで申し込む方法になります。

  • 営業期間は4月下旬〜10月末(毎週火曜定休、GWは除く)
  • 乗車・トロッコ・Sコースは毎月第2・第4土日とGWのみ実施
  • Lコース以上は上記以外の日も実施
  • 当日キャンセルは料金の100%のキャンセル料が発生
  • 予約は2週間前まで(空きがある場合は電話で相談可)

物産館・グルメ・ショッピングを満喫する

体験の後は、1階の観光物産館でお土産や食べ物を楽しみましょう。

陸別町ならではの特産品が揃っており、道東エリアを旅する際の買い物スポットとしても重宝します。

陸別の特産品が揃う観光物産館

物産館には、陸別町内で取れた鹿肉製品や山菜加工品をはじめ、旧ふるさと銀河線沿線1市6町の特産品が幅広く揃っています。

鹿肉製品は陸別を代表する名物で、ジャーキーやソーセージなど加工品の種類も豊富です。

陸別の低温殺菌牛乳「りくべつ牛乳」を使った乳製品も評判が良く、地元の食文化を気軽に持ち帰れます。

濃厚ソフトクリームなど道の駅グルメ

道の駅内のソフトクリーム工房(4月下旬〜10月末・月曜定休)で販売されるソフトクリームは、ミルク感が強く濃厚だと口コミでも高評価を得ています。

1個400円で提供されており、鉄道体験の後に食べる一本としても人気です。

運転の疲れを癒す休憩スポットとして、芝生公園と組み合わせてゆっくりと過ごせます。

お土産に人気のアイテムとキャラクターグッズ

陸別町のキャラクター「しばれ君・つららちゃん」のグッズも充実しており、クリアファイルやストラップなど手軽に買えるアイテムが揃っています。

鉄道ファン向けには、りくべつ鉄道オリジナルグッズや銀河鉄道999関連グッズも販売されています。

道の駅内で見られる歴史・文化スポット

鉄道体験以外にも、道の駅の中には陸別の歴史や文化を知れるスポットが点在しています。

関寛斎資料館で知る陸別開拓の歴史

物産館に隣接して設置されている関寛斎資料館は、陸別の開拓者・関寛斎の生涯を紹介する小さな資料館です。

明治35年、82歳でこの地に入植した関寛斎の足跡を入植当時の資料とともに展示しており、陸別の歴史を理解するうえで欠かせない施設です。

入館料は大人300円・中学生以下無料で、月曜日(祝日の翌日も)が休館日です。

松本零士サイン入りメーテルラッピング車両

りくべつ鉄道の構内には、銀河鉄道999の作者・故松本零士氏のサインが直接入ったメーテルラッピング車両が静態展示されています。

入場は無料なので、鉄道体験をしない方でも気軽にホームに降りて記念撮影ができます。

鉄道ファンはもちろん、銀河鉄道999のファンにとっても特別な場所といえるでしょう。

道の駅を拠点にした陸別周辺の観光スポット

道の駅を出発点にすると、陸別町内のユニークな観光スポットを効率よく巡れます。

町内はコンパクトにまとまっており、車があれば日帰りでも十分に楽しめる周辺エリアです。

日本最大級の望遠鏡を持つ銀河の森天文台

道の駅から車で約4km、15分ほどの場所に「銀河の森天文台(りくべつ宇宙地球科学館)」があります。

一般公開型天文台として日本最大級の115cm反射望遠鏡「りくり」を備え、晴れた夜には月・惑星・星雲・銀河などを実際に観察できます。

陸別町は1987年に環境庁から「星空の街」に選定されており、冬の澄んだ空気の中ではダイヤモンドダストや人工オーロラも楽しめます。

  • 昼間入館料:大人300円・中学生200円・小学生200円
  • 夜間入館料:大人500円・中学生・小学生300円
  • 土日祝にはプラネタリウム上映(15:00・16:00・17:00)あり
  • 道の駅からの所要時間:車で約15分

日本一寒い町ならではの冬の体験イベント

陸別町は冬の平均最低気温がマイナス20度に達し、過去の観測では非公式ながらマイナス38度が記録された日本屈指の寒冷地です。

毎年冬に開催される「しばれフェスティバル」では、氷のかまくら(氷のイグルー)に一晩泊まる体験や、濡れたタオルを振り回して一瞬で棒状に凍らせるパフォーマンスを楽しめます。

また、氷点下の世界でしか見られないダイヤモンドダストや霧氷の景色は、道の駅周辺でも観察できることがあります。

ラワンブキ・ナキウサギなど自然観光スポット

陸別の自然には、ほかでは見られない希少な動植物が息づいています。

町内に自生するラワンブキは大きいもので高さ3mに達する巨大な蕗で、6〜7月の見頃には「まるでコロポックルになったよう」と形容されるほどの圧倒的なスケールを体感できます。

また、標高1,254mの雄阿寒連山方面には希少な小動物・ナキウサギが生息しており、岩場での目撃例も報告されています。

宿泊施設オーロラハウスと車中泊情報

道の駅に宿泊施設が入っているのは陸別ならではの特徴です。

1泊して夜の星空観察や翌朝の体験に備えるプランも人気です。

2階のオーロラハウスで泊まる旅のプラン

道の駅2階の「オーロラハウス」は1泊2食付きでリーズナブルに宿泊できる施設です。

料金は1泊2食付きで6,700円(11〜3月の冬期は暖房料500円が加算)と、周辺の宿泊施設と比べてもコストパフォーマンスが高い設定です。

予約は専用電話(0156-27-3993)でおこない、翌朝のりくべつ鉄道体験に合わせてスケジュールを組むと効率よく楽しめます。

車中泊利用時に知っておきたいこと

北海道のドライブ旅行では、道の駅での車中泊を計画する方も少なくありません。

陸別の道の駅は駐車場が3か所に分かれており、いずれも若干の傾斜があるため、車中泊の際は水平を確認してから停車するのがおすすめです。

  • 徒歩600m圏内に入浴施設「ふれあいの湯」(陸別保健センター内)あり
  • 近隣の代替道の駅:足寄町・道の駅あしょろ銀河ホール21(約35km)
  • 津別町・道の駅あいおい(約45km)
  • 無料Wi-Fi(24時間・1回60分)と急速充電器(24時間)が利用可能

まとめ|陸別の道の駅で体験する、北海道らしい旅

陸別の道の駅「オーロラタウン93りくべつ」は、廃線跡を生かした鉄道体験、開拓の歴史を伝える資料館、地元の特産品が揃う物産館まで、一か所でさまざまな楽しみ方ができる場所です。

鉄道の運転体験はSコースから始めて、リピーターとして徐々にステップアップしていくのも醍醐味のひとつ。

夜には銀河の森天文台で星空を見上げ、翌朝は道の駅のソフトクリームで旅の疲れを癒す。

そんな陸別だからこそ味わえる体験が、この道の駅には詰まっています。

北海道道東を旅する際には、ぜひ陸別を旅程に組み込んでみてください。

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